雨の日は外に出るのがめんどくさいと感じることもありますよね。
しかし、雨の日でも軽貨物ドライバーは荷物を運ばなければなりません。
雨の日は晴れの日と違って、うまく道具を使ったり、安全第一に行動しないと、事故につながる可能性もあります。
この記事では、軽貨物ドライバーが雨の日に配送する際に気をつけることを紹介します。
雨の日に起こりうるトラブル
雨の日には配達トラブルが増加する傾向があります。
どのようなトラブルがあるのか、一緒にみていきましょう。
交通事故や交通渋滞
雨の日は交通事故の発生率が晴れの日と比較すると多くなっているというデータがあります。
車に乗ったことがある人なら、白線や歩行者に気づきにくいというのがわかるのではないでしょうか。
路面が濡れている状態だと、ブレーキが利き始めてから車が完全に停止するまでの距離である制動距離が伸びてしまうため、多くのドライバーがいつもよりブレーキを踏むことが多くなります。
また、雨のため、普段は自転車や徒歩で移動している人も自家用車やタクシーを利用することによって、交通量も増えることが知られています。
視界が悪いため、スピードも普段よりも抑えるため、渋滞の原因にもなります。
このように雨の日は、交通事故や交通渋滞によって、いつもよりも移動時間がかかることが考えられるので、柔軟に対応できるようにしましょう。
伝票や荷物が濡れてしまう
伝票や荷物が雨に濡れてしまうトラブルがあります。
伝票が雨に濡れると印字が滲んでしまい、配達先の情報が分からない、といったこともあります。
こうなると配達業務全体の効率も下がりかねません。
また伝票が濡れてしまうと、荷物から伝票が剥がれにくくなることもあります。
移動だけではなく、荷物の配送にも気をつけましょう。
置き配の場所のトラブル
雨の日は、需要が高まっている置き配でのトラブルも発生しています。
何も対策せずに玄関の軒先などに置いた結果、大切な荷物がびしょ濡れになってしまいクレームにつながる、というケースもあるようです。
雨の日は在宅のお客様が多いですが、仕事の都合で「置き配」を依頼してくるお客様ももちろんいます。
大切な荷物を届けることを強く意識しましょう。
雨の日に役立つ便利グッズ
雨の日に役立つ便利グッズを紹介します。
帽子やレインコート
荷物の積み下ろしの度に傘をさすのは時間がかかってしまいます。
手も塞がってしまうので、少し大きめの荷物を運ぶのも大変です。
雨の日はレインコートや防水機能がある服装を着用しましょう。
地域によっては長靴を着用した方がいい地域もあるので、配送する地域の雨の日の状況を覚えるようにすることもおすすめです。
ダンボールやタオル
荷物を荷下ろしするときには、台車やトラックの荷台に段ボールを敷いて、濡れないように対策するドライバーもいます。
段ボール以外だと、使わなくなった大きめのタオルでもいいでしょう。
乾いたタオルを数枚持っておくと、荷下ろしや積み込むときに濡れたときにささっと拭けて便利です。
ビニール袋
荷物の積み降ろしや配達する際に、荷物を濡らさないように荷物をビニール袋に入れて配達するようにしましょう。
大容量のゴミ袋も一枚持っておくと、大きな荷物も濡らさずに運ぶことができます。
荷物は段ボールなどで梱包されているので、多少濡れてもお客様からクレームが来ることはありませんが、ずぶ濡れの荷物を受け取るよりも気持ちよく受け取ってくれるでしょう。
雨の日にドライバーが気をつけること
雨の日にドライバーが気をつけることをまとめました。
タイヤの空気圧を確認する
雨の日に起こりうる事故原因のひとつにハイドロプレーニング現象があります。
これは雨の道路や水たまりの上を走行中にタイヤがすべってブレーキやハンドルが効かなくなる現象で、濡れた路面とタイヤの間に水が入り込み、車が水上を走るような状態になることで起こります。
この現象の対策としては、タイヤの空気圧を規定値に保ち摩擦力を維持すること、タイヤは早めに交換し古いタイヤや摩耗したタイヤを使わないことなどがあげられます。
雨の日だから空気圧を確認することも大切ですが、日頃から車両点検を心がけましょう。
睡眠をしっかりとる
雨の日は晴れの日に比べ視界が悪く周りの音も聞こえづらくなります。
軽貨物ドライバーは、大きなトラックでは入れない所への配達が多く、入り組んで見えづらい場所や狭く危ない道も多いので、いつも以上に安全確認に気を使わなければなりません。
雨の日は視界が悪いため、運転に集中力が必要になります。
そんなときに睡眠不足の状態で運転をしていると、事故の確率が上がるのは自明でしょう。
注意力を継続させるため、気分のリフレッシュのために休憩をとるのもひとつですし、カフェインを仕事の合間に接種するのもいいかもしれません。
まとめ
今回は軽貨物ドライバー雨の日に気をつけるべきポイントと起こりうるトラブルや、役立つグッズについて詳しく解説しました。
S.T WORKSでは自動車の整備工場としてあらやる車のメンテナンスや車検などをおこなっておりますが、軽貨物配送で使用する軽バン車両専門のレンタルサービスもおこなっております。
軽貨物ドライバーを始めてみたいが、まだいきなり車を購入することには抵抗がある、また購入するお金がないなどと悩んでいる人はお気軽にご相談ください！
