インターネットやスマートフォンの普及により、誰もが簡単にネットショッピングができる世の中において、配送業界は大きく拡大しています。
その中でも特に軽貨物配送のドライバーの需要が大きく伸びていて、このタイミングで軽貨物配送ドライバーとして働こうと考える人も増えています。
しかし、実際に軽貨物配送ドライバーとして働くには何をしたらいいのか、また、どのような手続きをする必要があるのか知らない人も多いはずです。
そこで今回は、軽貨物配送ドライバーとして開業を考えている人に向けて、必要な手続きや準備、おさえておくべきポイントについて説明します。
軽貨物配送ドライバーとは
そもそも軽貨物配送ドライバーとはどのような仕事なのか説明します。
軽貨物配送は正式には「貨物軽自動車運送事業」といい、基本的には個人事業主として業務委託契約を結び、実際に仕事をすることになります。
荷物は軽貨物という文字通り、比較的軽く、一人でも持つことができる荷物を運びます。
大手の運送会社やスーパーなどから委託された荷物を運んだり、スポットで長距離を走ったりと働き方はさまざまです。
中には企業の配送を丸ごと請け負う法人専属便などもあり、ドライバーはそういった仕事の中から自分にあった働き方を見つけていくことになります。
軽貨物配送を始めるうえで必要な手続きは？
軽貨物配送を開業する際にいくつか届出を出さなくてはなりません。
どのような手続きや届出をする必要があるのか説明します。
個人事業主の開業・廃業等届出書個人事業主の開業・廃業等届出書
まず、軽貨物配送にかかわらず個人事業主としての開業届出書を出さなくてはなりません。
事業を始めてから1ヶ月以内に最寄りの税務署に提出します。
どのような仕事をするにも個人事業主として働くうえで必ず必要なのでまずは開業届出から済ませてしまいましょう。
個人事業主の開業・廃業等届出書個人事業主の開業・廃業等届出書/PDF
軽貨物自動車運送事業経営届出書
こちらは軽貨物配送事業を始めるうえで必要になる届出書です。
貨物軽自動車運送事業運賃料金表
実際に配送事業をおこなう際の運賃表も届出なくてはなりません。
まだ配送を始めてもないのに運賃がどうこうと言われてもわからないという人も多いと思います。
ですが、運輸支局には雛形や料金相場がおいてあるので参考にしながら記入すれば問題ありません。
事業用自動車等連絡書
こちらは実際の配送業務に使用する車両の登録をするために必要な書類です。
軽貨物自動車運送事業経営届出書や、運賃表同様、運輸支局で記入例を見ながら記入し提出します。
青色申告
この青色申告は個人事業主として確定申告をする際に最大65万円までの控除が受けられます。
必ず出さなくてはならないものではありませんが個人事業主として開業するのであれば、出しておいて損はないでしょう。
開業にかかる費用について
軽貨物配送を始めるうえで費用は基本的にありません。
それが軽貨物配送を始める人が多い理由の一つといえます。
もちろん、配送に使う小物だったり、ガソリン代は自身で払って用意しなくてはなりませんが、開業にあたっての費用はありません。
しかし、自車を黒ナンバーに変更する際に手数料で1,500円前後かかります。
軽貨物配送の開業に必要な条件
軽貨物配送を開業にはいくつか必要な条件があるので紹介します。
営業所
開業をする際に営業所を届出なくてはなりません。
特別、事務所や営業所をようしていない場合は自宅の住所を記入し、営業所として届出れば問題ありません。
休憩場所
こちらは休憩や睡眠ができる場所の用意です。
営業所の一部を休憩場所として指定することができます。
車庫
車庫は営業所から2km以内の敷地を車庫として届出ます。
配送に使用する全ての車両が収まるだけの広さを確保しなくてはならないので、1台しか使用しないのであれば1台分で可能です。
車両
当たり前ではありますが配送で使用する車両が必要になります。
乗車定員は2名以下で余計な装備は外しておきましょう。
まとめ
今回は軽貨物配送の開業に必要な手続きや準備について説明しました。
開業届など難しい言葉が並び、とっつきにくい印象が持たれがちですが、実際にはそれほど必要な手続きもなく、始めやすい
といえます。
開業にあたって必要な費用もほとんどなく、参入障壁が少ないことがポイントですが、車両を用意がひとつ大きな問題になる人が多いのではないでしょうか。
元々、軽バン車両を持っているのであれば特に問題はありませんが、新たに購入をする場合には車両の購入やローンを使わなくてはなりません。
しかし、私たちS.T WORKSでは車両をお持ちでない人でも気軽に軽貨物配送を始められる軽バン車両のレンタルサービスがあります。
運輸支局への登録も済ませた車両を月々税込み33,000円の定額料金で誰でも簡単に持つことができるので、開業する前にあまり費用をかけたくない人にはぴったりのサービスです。
軽貨物配送の開業を考えていて、車両の準備にお悩みの方はまずは気軽にご相談ください。
