軽貨物ドライバーの仕事を始めるのに準備しなければならないのが、配送で使う軽バン車両です。
軽バン車両を入手する方法には、購入やレンタル、様々な選択肢がありますが、中古車を購入するという方法もあります。
しかし、どのくらいお金がかかるのか、わからない人もいるでしょう。
この記事では、軽貨物ドライバーが使う軽バン車両の中古車について、その価格や考え方を説明します。
よく使われている軽バン車両4
配送で使われる軽バン車両をまとめました。
スズキ エブリィ
仕事で使用される機会の多い商用車だからこそ、運転席周りの機能が充実しているスズキのエブリィ。
乗降ステップ高は355mmとなっており、積み降ろし作業で乗り降りすることが多い軽貨物ドライバーに向いてる車です。
運転席周りの収納も充実しており、伝票や手帳、スマートフォンを定位置に置くことができます。
ダイハツ ハイゼットカーゴ
新型ハイゼットカーゴは、荷室の長さ、幅、高さのサイズが軽バンの中でもトップクラス。
水平格納式リヤシートでフラットな荷室を作ることができ、リヤシートだけでなく助手席も前倒しすれば、最長2,650mmもの大きなスペースを作り出すことができます。
載せる荷物に合わせて簡単にシートアレンジができるのがポイントです。
さらに、ハイゼットカーゴのバックドアは、商用バンらしい大きな開口部と低い床面地上高が特徴です。
ホンダ アクティバン
1999年にアクティトラックより派生したホンダのアクティバンは、「農道のポルシェ」という別名があるほど運動性能に優れた軽バンです。
アクティバンは、積載性に優れており、荷室をとても大きく使うことができます。
天井が高くなっているので、背の高い大きな荷物であっても楽に積み下ろし作業をおこなうことができます。
ホンダ・アクティバンですが2018年7月に生産が終了し、代わりにN-VANが発売されました。
そのため、中古市場で安く手に入れることが可能です。
日産 クリッパー
ビジネスをサポートするために作られた日産クリッパー。
19,4km/Lという低燃費さが日産クリッパーの魅力。
他の軽バン車両同様、助手席と運転席の間にある足場がフラットなため、移動や乗り降りしやすいことや、収納スペースが多いことなどが特徴です。
最小回転半径は4.1mなのでゆったりとした車内でありながらも小回りが利くため、軽貨物運送にもぴったりな車種といえます。
年間の走行距離を8,000キロをひとつの基準にする
車の走行距離は使い方によって様々ですが、基本的には年間8,000km程度が基準と考えましょう。
都市部に住んでいると、所有していてもあまり車を使わない人も多いですが、通勤や日々の買い物に必ず車を使う地方では、年間1万kmを大きく超えることもあります。
中古車を選ぶ場合は「経過年数×8000km」という掛け算を、まずはおこなってみてください。
例えば5年落ちの中古車であれば「5年×8000km=40,000km」となりますので、5年落ち中古車の標準的とされる走行距離は4万km前後であるということがわかります。
この数値を基準に中古車の状態を見てみてください。
中古価格は走行距離と年式で決まる
車には動作することによる消耗の劣化と、年数を経ることによる経年劣化の2種類の劣化があります。
10年・10万kmというのがひとつの目安です。
10年も経つと車に多く使われている、樹脂やゴムのパーツが傷み始めるひとつの時期です。
また、10万kmの走行距離は、機関系の様々なパーツが交換時期を迎え始める基準点になります。
走行に関するパーツの交換も必要になるため、多くの車種で10万kmを超えてくると中古車相場が急に下がるのです。
購入だけでいうと、新品で購入すると150万円程度していた軽バン車両が、30万円程度に下がります。
購入費用は安く抑えられますが、すぐ先に大きな出費を伴うパーツ交換が待っているかもしれませんので、確認しましょう。
まとまったお金をすぐに用意できない場合はレンタルがおすすめ
軽貨物ドライバーとして仕事を始める際に、荷物を運ぶ軽バン車両を用意するには大きなお金が必要になります。
もし軽貨物ドライバーの仕事が途中でうまくいかなくなったら、困ってしまいますよね。
また、軽バン車両を購入したあとも、税金やメンテナンスの費用がかかります。
そういった初期費用を抑えたり、リスクヘッジとしても、まずは軽バン車両をレンタルすることをおすすめしています。
ぜひご検討してみてください。
まとめ
軽貨物ドライバーが使う軽バン車両の中古車について、その価格や考え方を説明しました。
年間の走行距離を8,000キロを基準にし、10年をひとつの区切りと考えましょう。
わたしたちS.T RENTALでは軽バン車両のレンタルサービスを提供しており、日割りでもサービスを受けることができます。
長期的に見れば、購入した方がお得かもしれませんが、様々な手間やメンテナンスを考えると、レンタルの方が早く軽貨物ドライバーの仕事を始めることができます。
軽バン車両で悩んでいたら、ぜひお気軽にご連絡ください。