これから軽貨物ドライバーの仕事を始めようかなと考えている人にとって、物流業界の現状や将来性は気になることですよね。
実際、物流業界では法律が変わったり、ドライバー不足を解消するための様々な取り組みがなされています。
この記事では、軽貨物ドライバーの仕事を含む、物流業界の現在の問題や将来性についてお伝えします。
軽貨物ドライバーの働き方
軽貨物ドライバーとは、軽トラックや軽バンなどの貨物車両を使って、荷主に指定された配達先に荷物を届ける仕事です。
軽貨物ドライバーの多くは個人事業主として配送業者と契約して仕事をします。
そのため、軽貨物配送ドライバーの収入は月給制や時給制ではなく、案件毎の単価が報酬となります。
1回の配送で〇〇円と決められていたり、1個の荷物につき〇〇円と設定されていたりと、業者や企業によって報酬が異なります。
自分の頑張りが給料に反映されにくい月給制や時給制ではなく、頑張れば頑張った分だけ報酬が増えることが軽貨物ドライバーの仕事の特徴です。
シニアや女性も活躍してる業界で、運転免許証と軽バン車両があればすぐに始められる仕事なので、転職や副業として選ばれる仕事でもあります。
物流業界の現状の問題
物流界の現状の問題について簡単にお伝えします。
ドライバー不足
軽貨物業界において直面している課題のひとつが、ドライバー不足です。
ドライバーの高齢化と後継者不足が深刻な問題となっています。
長時間の運転や貨物の積み下ろしなど、体力的にきつそうというイメージから、サラリーマンとして働くことを選択する若い人が多くなっています。
また、高齢のドライバーが引退する際には、彼らの豊富な経験や技術が業界から失われる可能性もあります。
ドライバーの需要の増加
ネットショッピングの普及や消費の増加に伴い、商品の輸送需要が急速に増加しています。
食品や日用品などの生活必需品をはじめ、家電製品や衣料品といった幅広い商品が軽貨物業界を通じて配送されています。
このように、商業施設に加え、個人宅にも運ぶものが増えているため、ドライバーの需要が高まっているのです。
ドライバーの負担の増加
ドライバーが足りないうえに、運ぶものが増えていることで、ドライバー1人にかかる負担が増えてしまっていることも問題です。
配送の遅延や混雑が発生することで、顧客へのサービス品質が低下する可能性があります。
その需要に対応するため労働時間や労働負荷が増加し、ドライバーの負担が大きくなってしまっているのです。
軽貨物ドライバーの将来性
現在の問題でもあげましたが、軽貨物ドライバーの需要は高まっています。
生活に必要不可欠なインフラのひとつであるため、なくなることは考えにくい仕事でしょう。
2024年4月から自動車運転業務の時間外労働の上限が規制されました。
物流業界の「2024年問題」と言われており、働き方改革関連法によって、ドライバーの年間の時間外労働時間の上限が960時間に制限されます。
軽貨物ドライバーの長時間労働の改善が期待されています。
また、軽貨物業界でもAI(人工知能)とロボットの活用が進んでいます。
AIは膨大なデータを高速かつ正確に処理することができ、物流の予測や最適化、在庫管理などの業務をサポートすることができます。
このように、ドライバー不足という問題を科学技術を駆使して、効率よく配送できる仕組みがつくられているのです。
軽貨物ドライバーの負担を軽減する取り組みも
ドライバーの負担を軽減するために、様々な取り組みが現在もなされています。
例えば、再配達を減らすための宅配ロッカーや宅配ボックスなどの置き配サービスです。
街中で宅配ロッカーをみたことはありませんか?
軽貨物ドライバーにとって再配達はとても負担になってしまいますが、宅配ロッカーや宅配ボックスなどの置き配サービスがあることで、負担が軽減されます。
また、2022年10月から貨物車両専用のナンバープレートである「4ナンバー」以外でも、軽貨物運送がおこなえる規制緩和が開始されました。
人を乗せるための小型・軽自動車(5ナンバー)でも、届出をすることで運送業を始めることができます。
軽貨物ドライバーへのハードルが下がるため、ドライバー不足の解消に繋がることが期待されています。
まとめ
物流業界の現在の問題や将来性についてお伝えしました。
軽貨物ドライバーの仕事は運転免許証と軽バン車両があれば始められる仕事ですが、一般家庭で軽バン車両を所有していることはあまりないと思います。
わたしたちS.T RENTALでは軽バン車両のレンタルサービスを提供しており、日割りでもサービスを受けることができます。
まだ車両の購入などを検討している人は、まずはレンタルから軽貨物ドライバーの仕事をはじめてみることをおすすめしていますので、ぜひお気軽にご連絡ください。