軽貨物ドライバーの仕事は、普通自動車免許さえあれば誰でも始められる仕事として知られていますが、もちろん荷物を運ぶための車は必要です。
車を購入するには大金が必要になりますが、レンタルならすぐに仕事を始めることができます。
また、軽貨物ドライバーを始めるに当たって黒ナンバーの取得をしなければなりませんが、レンタルならその手間も必要ありません。
この記事では事業ですぐに利用できる黒ナンバーのレンタルについて、メリットとデメリットを解説します。
軽貨物ドライバーが仕事で使う軽バン車両とは
軽貨物ドライバーが使っている軽貨物車は軽バン（軽ボンネットバン）と呼ばれます。
軽バンとは、ワンボックスの一種で、ボンネットの非常に短い、もしくはボンネットの無い箱の形状をしたボディの軽貨物車のことです。
軽貨物車は貨物を運ぶことが目的の軽自動車で、軽貨物車として認められるための条件がいくつかあります。
・荷室の床面積が0.6㎡以上
・後部座席よりも荷室スペースの方が広い
・後部座席の最大定員の総重量よりも貨物の総重量の方が大きい
・後部または側面開口部の大きさが縦600mm以上、横800mm以上
・後部または側面開口部垂直面の投影面積が0.48㎡以上
軽貨物車は貨物を載せることを前提としているため、荷室スペースが広く積み降ろしがしやすいことが重視されます。
多くの貨物を載せて安全に走行できるよう、鋼板が少し厚めであるなど頑丈に作られていることも特徴です。
スズキのエブリィやダイハツのハイゼット、ホンダのアクティバンなどがよく使われています。
黒ナンバーのレンタルのメリット
黒ナンバーのレンタルのメリットをまとめました。
初期費用を抑えることができる
軽貨物ドライバーとして仕事を始める際に、荷物を運ぶ軽バン車両を用意するには大きなお金が必要になります。
もし軽貨物ドライバーの仕事が途中でうまくいかなくなったら、困ってしまいますよね。
そういった初期費用を抑えたり、リスクヘッジとしても、まずは軽バン車両をレンタルすることをおすすめしています。
車検などの書類の申請が不要
軽貨物配送など事業用に使う軽自動車は、運輸支局や軽自動車協会などに申請して、黒ナンバーをつけなければなりません。
黒ナンバー取得の代行業務を専門に行う行政書士がいるくらい、手間がかかることが知られています。
もし、自分で事業用に使う車を購入した場合、この面倒な手続きが必要になるのです。
車検や税金がかからずメンテナンスも自分でしなくて良い
レンタルなら定期点検やタイヤ交換などのメンテナンスが付いている場合もあり、常に良いコンディションで乗ることができます。
めんどくさい点検やその経費整理などに囚われずに済むので、ドライバーは荷物を運ぶ仕事だけに集中できるのでおすすめです。
また、車検や税金がかからないこともメリットとしてあげられます。
黒ナンバーのレンタルのデメリット
もちろん、黒ナンバーのレンタルには購入と比較するとデメリットもあります。一緒に見ていきましょう。
修理費用が発生する
あくまでもレンタルですので、返却時に傷や凹みがある場合は、原状回復費用が請求されるケースがあります。
また、事故時の負担も大きくなる可能性があることを覚えておきましょう。
保険の内容はレンタル会社によってさまざまですが、万が一のためにも保険に加入しておくことをおすすめします。
また、車両の改造をおこなっていた場合は、原状回復が必須であるため、もし自分にあった車両にカスタマイズする際は注意しましょう。
中長期的には割高になることもある
軽バン車両を借りる期間にもよりますが、車両本体代や税金・車検などの様々な諸費用込みのため、毎月のレンタル代金は決して安くはありません。
レンタルの金額は初期費用を抑えるという意味ではメリットですが、中長期的に見ると、割高になることがあります。
そのため、事業が安定してきたら、ローンを組んだり中古車の購入を検討することをおすすめします。
レンタルとリースの違い
借りるという意味で、リースという言葉も聞いたことがあると思います。
車にはリース契約とレンタルがあり、それぞれ契約の内容が異なります。
大まか内容を一緒に見ていきましょう。
契約の期間
軽貨物車両のリースとレンタルは、契約する「期間」に違いがあります。
レンタルで軽貨物車両を使用する場合、1日単位や数週間など短期での利用がメインです。
リースは年単位で契約を結ぶケースが多いため、長期で軽貨物車両を利用したい方に適した契約方法になっています。
所有者・使用者
軽貨物車両のリースとレンタルは、「所有者」と「使用者」に違いがあります。
レンタルで軽貨物車両を使用する場合、車検上の所有者と使用者はどちらもレンタル会社です。
それに対しリースで軽貨物車両を借りるときには、車検証上の所有者はリース会社で、使用者はリース契約を結んだ利用者となるといった違いがあります。
まとめ
黒ナンバーのレンタルについてメリットデメリットについて解説しました。
車両の購入はまとまったお金が必要であるため、リスクが大きいですよね。
軽貨物ドライバーの仕事が未経験な人にはレンタルを進めています。
S.T RENTALでは日割りで黒ナンバーの車両をレンタルすることもできますので、レンタルを検討している方はぜひ一度ご連絡ください。
