副業が許される会社が増えてきている中、もっと稼ぎたい、本業にも慣れてきて別の業種に挑戦してみたい、という人もいるのではないでしょうか。
副業として始めやすい仕事のひとつに軽貨物ドライバーがあります。
この記事では、軽貨物ドライバーがなぜ副業に向いているのか、副業のデメリットや稼ぐコツについてお伝えします。
なぜ副業に軽貨物ドライバーがピッタリなの?
なぜ軽貨物ドライバーが副業にピッタリかというと、始めやすいことが理由の一つにあります。
軽貨物ドライバーは特別な資格や学歴がいりません。
大型のトラックを使う運送業では、大型の自動車免許が必要ですが、軽貨物ドライバーなら普通自動車の免許で仕事を始めることができます。
大きな運送業の場合、荷積みなどでフォークリフトやクレーンといった様々な機械を扱う場面も多く、免許や資格が必要とされます。
軽貨物ドライバーは軽バン車両に自分で荷物を積み込むので、重機を使うこともなく、免許や資格も必要ありません。
軽貨物ドライバーは勉強した知識よりも健康状態や体力が注目されることが多いのです。
副業をする上でのメリットって?
副業というのはメインの収入になる仕事をしながら、並行して異なる仕事をして自分の稼ぎを増やすことです。
副業をする上でのメリットをまとめました。
節税がしやすい
会社員よりも節税しやすいところもメリットです。
一般的な会社員では、自動的に給料の3~4割ほどが税金や社会保険料として差し引かれます。
軽貨物ドライバーは、ガソリン代や車の整備費などを経費で落とすことができ、節税がしやすくなります。
日々の経費の管理・計算、確定申告は自身で処理しなければなりませんが、それを差し引いても、メリットの方が大きいでしょう。
仕事内容が複雑ではない
資格や学歴が必要ないことをあげましたが、仕事の内容がそれほど複雑ではないことも副業のメリットとなります。
副業に就く仕事を選ぶにあたっては、その仕事の難易度も考慮しなければなりません。
仕事内容があまりにも難しく、徹夜で勉強をしなければならないほどであれば本業に支障をきたしてしまう可能性があります。
しかし、軽貨物配送は預かった荷物を車で目的地に届けるといういたってシンプルな仕事内容であるため、その心配もないのです。
仕事のペースを作ることができる
基本1人で仕事をするため、仕事の選択やスケジュール配分などは自分で自由に決められることも軽貨物ドライバーの特徴です。
会社員だと就業時間や労働時間も決まっていますよね。
もちろん、最初は覚えることが多いため、そこまで余裕はないと思いますが、慣れてきたら、自分で仕事の量をコントロールできるようになるでしょう。
自分のライフスタイルに合わせて働くことで、充実した職業となるのではないでしょうか。
デメリットはどのようなもの?
副業をすること自体は認められているが、会社への申請をしなくてはならない規定が、社内規則・就業規則などで定められているケースが多くみられます。
副業をするには申請が必要であるということを知らずに副業をスタートし、そのことが後になって発覚してしまい、トラブルになることも。
そうしたトラブルを未然に防ぐためにも、副業を開始する前に、本業として勤めている会社の副業に関するルールについて確認しましょう。
また、本業以外の仕事をして1年間で20万円以上の所得があると「確定申告」が必要です。
確定申告とは、1月〜12月のあいだに稼いだ所得を税務署に申告することを指します。
確定申告をしないと脱税となりますので、本業以外で年間所得が20万円以上ある場合は必ず税務署に申告をしましょう。
「副業・軽貨物ドライバー」の仕事のコツ!
軽貨物ドライバーとして働くコツは以下のようになります。
人間関係とお客様対応
軽貨物ドライバーは長時間運転していることが多いため、サラリーマンなどの職業と比べると煩わしい人間関係によるストレスが少なく仕事ができることで知られています。
しかしながら、軽貨物ドライバーの仕事はクレームが多い仕事の一つで、その中で避けなければいけないトラブルの1つにお客様の対応があります。
荷物の受け渡しの態度もクレームの問題になりますが、お客様からの電話に対応しないこともトラブルの原因です。
スムーズに荷物の受け渡しができるように、きちんとした電話の対応を心がけましょう。
荷物の破損や汚損に注意する
荷物をトラックに載せようとしているときやトラックから降ろそうとしたときに誤って手を滑らせて落としてしまう事は、配送業者であれば1度は経験するような失敗です。
割れ物だと気づかずに積載して、中の荷物が割れていたといったトラブルが発生することもよくあります。
荷物の破損や汚損の原因は、荷物を取り扱っている人間の不注意によるものです。
荷物をトラックから積んだり降ろしたりする際にも周りの状況などをよく確認してから気を付けましょう。